正式名称

東京大学フューチャーセンター推進機構(略称:東大FC)

設立日

平成21年3月10日

取組内容

1.背景

グローバル化が急速に進展する世界では、環境・エネルギー・自然災害・感染症への対応や健康長寿社会・安心安全な社会の構築など、我が国だけでなく世界全体が直面している課題が輩出しております。このような状況下、従来の産学官連携では、大学発の技術・研究を大企業へ移転する形でしたが、研究と事業化を隔てる、いわゆる「死の谷」もありなかなか成果が出にくいモデルでした。これを克服するため、この間に市民による社会実験を入れ、市民の細かな要望に対して地元の中小企業が応えつつ、大企業・大学へとつなげ、新技術の事業化・全国・海外展開を図る「市民・中小企業が主体となる社会実験体制」という新しいモデルを構築し、諸課題の解決を目指します。

2.役割

そのフィールドを提供するのが東京大学フューチャーセンターの役割であり、それがサテライト・キャンパスです。その際、①市民参加の社会実験で新技術が社会に受け入れられるか否か(社会受容性)を検証すること、②数多ある既存の社会実験を整理統合し、社会実験のために必要な共通基盤を構築し、集中的に社会実験を実施することで効果・効率化を促進し相乗効果を創出し、新たなビジネスモデルを創造すること、が重要なポイントです。サテライト・キャンパスは、駅前という立地環境を活かし、周辺施設との協働を通じた都市環境の魅力向上に寄与するとともに、オープンイノベーションの拠点にふさわしい機能・空間の構築を推進します。

3.社会実験に必要なメリット

では何故、社会実験を柏市で行うのでしょうか。柏市はスマートシティとしての強みがあり、具体的には①エネルギー面で電力特区に認定されていること、②交通面でITS(高度道路交通システム)指定地域であること、③東大等の研究機関が存在していること、④行政・地元企業・市民・大企業の協力体制が整備されていること(東大と柏市は包括協力協定を締結、東大は柏商工会議所(中小企業支援組織)の正会員として加入、産学官連携本部(大企業との協力組織)分室と市民との窓口であるUDCKをサテライト・キャンパス内に設置し連携)、⑤東葛テクノプラザ・東大柏ベンチャープラザ等のインキュベーション施設の存在、等々で社会実験実施のための多くのメリット・好条件が備わっております。

4.活動

ここでの具体的な活動としては以下のようなものを考えております。

  1. 社会実験のための共通基盤の構築
    • 人モノサービスの稼働状態データベースの構築、人モノサービスのマッチングアルゴリズムの構築、法規制・個人情報・特区・損害賠償など共通課題の解決等
  2. 既に柏地区において実践し成果を挙げてきたフィールド型研究の支援機能の拡充
    • スマートシティ、オンデマンドバス、地域防災システム、新交通システム等